プロジェクトについて

戦間期リトアニア建築プロジェクトは、戦間期当時のリトアニア建築と現代のテクノロジーとを繋ぐ双方向性のある教育的なプラットフォームである。傍から見れば、戦間期とは最近の出来事ではなく、遠い昔のことのよう思われているだろう。しかし、戦間期の建築とは、リトアニアのモダニズムの始まりを象徴するものでもある。古いものと新しいものの重なりは、その当時の建築について語るための手助けとなる。また、建物は常にコミュニティと隣り合わせであり、当時のライフスタイルを探求する際の手がかりともなるのだ。

2015年、カウナスの44の建造物が、ユニークかつモダニスム建築を象徴するものであるとして欧州遺産ラベルに指定され、さらに、カウナス市自体もユネスコ遺産に登録された。こういった外部からの承認は、私たちを勇気づけるだけでなく、国内外の人々にさらにカウナス戦間期のモダニスム建築を知らしめなければという責任感を与えてくれた。戦間期のリトアニア建築全般の背景を含めることの重要性を踏まえ、このルートにはカウナスのみならず、パランガ、ドゥルスキニンカイ、ビルシュトナス、プルンゲ、テルシェイの建造物も含まれている。

戦間期の建築には、公共建造物のデザインに見られるその当時のトレンドと、同じく全国的な流行の建築様式の傾向が表れている。ドゥルスキニンカイ、ビルシュトナス、パランガはユニークなリゾートタウン建築の代表例である。プルンゲとテルシェイはモダニスムの傾向とその土地の建物の伝統が互いに結びついた顕著な例である。リトアニア戦間期の建築はモダニズムと伝統が折り合わさったものであり、その関係性こそが唯一無二の建築物たる鍵ではないかと度々議論されている。

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